産業技術総合研究所

化学物質の爆発安全情報データベース

安全科学研究部門  爆発安全研究グループ

2 小ガス炎着火試験

2.1 試験の目的

 本試験は、同体物品の火炎による着火の危険性を判断することを目的とする。

2.2 装置及び器具

(1)着火器具
   先端が棒状の着火器具(燃料として液化石油ガスを用いるもの)

(2)無機質断熱板
   厚さ10mm以上、0℃における熱伝導率が86cal/m・hr・℃以下のもの

(3)乾燥用シリカゲル入りデシケーター

(4)ストップウォッチ

 試験器具

2.3 試験物品の調整

 原則として、流通する形状のものを試験に供する。ただし、塊状等のものでその体積が3cm3を超えるものは、切断又は粉砕により3cm程度の大きさに調整する。

 試験物品はデシケーター中に温度20±5℃で24時間以上保存する。

2.4 試験場所

(1)試験場所は、大気圧下の無風に近い状態の場所とする。
   (注)燃焼により有害ガスが発生する恐れのある場合は換気設備のある場所とすること。
   (注)燃焼の判断が困難な場合は試験場所を暗くすること。

(2)温度及び湿度の調整
   無機質断熱板の周辺の温度及び湿度を次の条件に適合するよう調整する。
  ア 温度 20±5℃
  イ 湿度 50±10%

(3)記録
   温度及び湿度は試験開始前、試験終了後に測定し記録する。

2.5 試験方法

(1)操作

点火時の状況

2.6 結果の評価

(1)着火時間が3秒以下の場合は第1種可燃性固体と判断する。

(2)着火時間が3秒を超え10秒以下の場合は第2種可燃性固体と判断する。

(3)10回の測定においてすべて、不着火の場合又は燃焼を継続しなかった場合には、危険性なしと判断する。