産業技術総合研究所

化学物質の爆発安全情報データベース

安全科学研究部門  爆発安全研究グループ

摩擦感度試験

→動画( 解説ナレーション付き 再生:4分00秒 )

  1. 概要: 試料の摩擦に対する感度を調べるための試験
  2. 試験装置: BAM式摩擦感度試験機(JIS K4810規格)
  3. BAM式摩擦感度試験機
    試料設置部
    BAM式摩擦感度試験機
    試料設置部

    ドイツ材料試験所(BAM)で開発された摩擦感度試験機を用いる。

    この試験機は、25 X 25 X 5 mm の磁器製摩擦板(表面に平行な縞目を有するもの)と、径10 mm、高さ15 mm の磁器製摩擦棒 から成っている。

    板と棒の間に試料を挟み、荷重を加え、モーターによって板を水平に直線的に動かす。

    荷重と爆発の状態との関係から、火薬類の感度を調べる。

    同一荷重で6回ずつ試験し、1/6爆点を求め、表1に従って等級を定める。爆、不爆の判定は表2の判定基準による。

     

    表1: 摩擦感度の等級

    摩擦感度
       1/6 爆点の荷重(N { kgf } )
    1級
                  9.8 { 1 } 未満
    2級
    9.8 { 1 } 以上     19.6 { 2 } 未満
    3級
    19.6 { 2 } 以上     39.2 { 4 } 未満
    4級
    39.2 { 4 } 以上     78.5 { 8 } 未満
    5級
    78.5 { 8 } 以上    156.9 { 16 } 未満
    6級
    156.9 { 16 } 以上   353.0 { 36 } 未満
    7級
    353.0 { 36 } 以上

     

    表2: 爆・不爆の判定基準

    区分
    判定基準

    爆音を発生する。(爆音)

    爆音は認められないが、炎または煙が認められる。(発火・発煙)

    不爆

    試料が溶融または変色するが、爆音・炎・煙等は認められない。(部分変化)

    爆音・炎・煙を発せず、試料に変化が認められない。(無反応)